Theme 01 薬局を取り巻く環境とフロンティア
- 山本
- 今、社会ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されていますが、この流れは薬局業界も例外ではなく、これからデジタル化が一層進んでいきますよね。
- 小原
- まさにその通りですね。たとえば、電子処方箋やマイナンバーカードの健康保険証利用など、デジタルで患者さまの利便性を向上させる取り組みが始まっていますよね。
- 山本
- フロンティアでも、健康保険証として登録されたマイナンバーカードで患者さまの薬剤情報などを一元管理できるシステムの導入に着手していますし、こうした世の中の変化に我々はいち早く対応していく必要がありますね。
- 小原
- 薬局のあり方も変わっていくでしょうね。業界内での競争も激しくなっており、これから生き残っていくためには、何よりまず「患者さまに選ばれる薬局になる」。これに尽きると思います。
- 山本
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そうそう。患者さまに選ばれる存在になるためには、地域密着していくことが重要です。フロンティアは病院やクリニックの門前に店舗を展開していて、そのほとんどが地域に暮らす人たちと直接交流しやすいロケーションにあります。
でも地域と連携していく取り組みについてはもっともっとやれることがあるのが実情であり、それは当社の大きな課題でもある。私は大阪支店の支店長として管轄内の薬局に「もっと地域と繋がっていこう」とスタッフに訴えるようにしています。
- 小原
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大事なことですね。あとは患者さまに認められるために、フロンティアの特徴をもっと明確に発信していく必要があると思っています。
たとえば、どの薬局に行っても同じ薬がもらえるというインフラ整備だけでなく、患者さまにとって他の薬局にはない、フロンティアならではのメリットを伝えていくことにも力を入れるべきだ、と。
- 山本
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そうですね。今、フロンティアでは「経営の中心は患者さまに一番近い現場であるべき」という考えで、権限もどんどん委譲していっています。各店舗での取り組みやイベントも支店で意思決定できるからこそ、地域活動にも積極的に取り組み、地域から求められる存在にしていきたいです。
また、支店長の私としては投資が必要でお金がかかるような取り組みであっても、地域として意義のあるものはどんどん承認していくつもり。だからこれからフロンティアに入社する若い方たちも企画を考えて提案してほしいし、新鮮な発想を大いに期待しています!