株式会社フロンティア薬剤師採用

FRONTIER CO.,LTD.
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どんな場所で働いていても、
患者さまを想うのが薬剤師。

少しでも多くの知識を身につけ、
一人ひとりが自分で考えて、行動する。
患者さまの気持ちや
生活に寄り添うために。

高倉 大空

中部支店 管理薬剤師
2020年入社

本当のやさしさとは
INTERVIEW 04
HIROTAKA TAKAKURA

どんな立地の薬局も 本質は変わらない

入社後、最初に配属されたのは地域医療の核となる総合病院の門前で、現在はクリニックの門前で働いています。学生時代は漠然と「若いうちは総合病院前で幅広く勉強したい」と考えていました。しかし、二つの店舗で実際に働いてみて感じるのは、「患者さまとしっかり向き合い、知識を還元すること」が薬剤師の仕事の本質であり、これはどんな環境の店舗でも、どんなに忙しくても変わらないということ。それからは「地域で必要とされる薬剤師になりたい」と思うようになりました。

クリニックに来られる患者さまの中には、もともと総合病院に通っていた方が多数いらっしゃいます。そういった背景を見つつも、いかに患者さまが希望される暮らしに近づけるお手伝いができるか。大きな病院を出て、日常に、地域に戻ってきたからこそのクリニックであり、薬剤師は患者さまの「現在」だけを見るのではなく、過去・現在・未来を一緒に考えていくのが仕事だと考えています。

もしも自分が患者さまなら、 と考えてみる

働き始めてから意識するようになったことがあります。それは「自分で考えて仕事をする」ということ。もちろん先輩から教えていただくことも多々あります。しかし、資格を取り社会へ出た以上、私たちは“薬剤師”です。新人だから分からないという言い訳は通用しません。自身の仕事に責任を持ち、まずは自分で調べる。そして患者さまにとっての最善は何か、自分にできることは何か、いつも考えながら仕事をしています。

とくに記憶に残っているのは、副作用の症状が出ていたある患者さまとの出来事です。この患者さまは複数の薬を服用されており、処方医と相談した結果、一部の薬が削除となりました。しかし、その薬は一包化してすでに患者さまにお渡ししたものでした。独居されている高齢の患者さまでしたので、もう一度足を運んでいただくのは大変ですし、一包化された薬から必要のないものを患者さま自身で識別して取り除くことも困難。そこで私がご自宅まで伺い、一包化された薬を作り直し再配達させていただきました。

患者さまの中には医師に言いたいことを上手く伝えられない方や、何度も薬局に来ていただくことが困難な方など、さまざまな状況の方がいらっしゃいます。そんな方たちの気持ちを汲み取りながらじっくり話をきいたり、医師と患者さまをつなぐ窓口となったり、ときにはご自宅まで伺ったり……。患者さまの気持ちや生活に寄り添うことができる。それが薬局薬剤師の仕事だと思っています。

後輩を育てる上で、 大切にしていること

薬剤師として働く以上は、少しでも多くの知識を持っていることが患者さまにとって最善の治療につながると考えています。だからこそ、現在担当している後輩指導においても、自分が先輩から教わったことや経験から学んだことに「プラスα」をして後輩に伝えることを心掛けています。「プラスα」の内容を考えることは、自分が教えてもらったことをもう一度整理するということ。そうすることで、後輩も自分も、教えていただいた以上に、患者さま一人ひとりにあわせた向き合い方ができると思っています。

実務での研修期間を通して後輩に期待する成長は、「患者さまのためにできることは何か?」とまずは自分で考え、行動できるようになること。患者さまに対して薬剤師としてどうありたいか、たくさんの経験を積んでほしいと思います。

MESSAGE

学生のみなさんへ

薬剤師を目指すみなさんの志向は人それぞれだと思います。私のように、「地域住民と深く結びついた仕事がしたい」という人もいれば、「病院薬剤師として専門性を磨きたい」という人もいるでしょう。一見すると両者の意識は離れているように見えますが、「患者さまのために働く」という根本は、共通しています。就職活動を通して、どんな風に患者さまと関わる薬剤師になりたいか、イメージを膨らませてください。同じ薬剤師として患者さまの役に立っていけることを楽しみにしています!